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紅葉見物と温泉と買い物(前編)

2005年10月10日 00:00

10月10日(月)

『あれ、温泉っていう話じゃなかったっけ?』
って思っていたのは私だけだったみたいで、父のお言葉で紅葉見物に変わっていたみたいです。
父がどこかに行きたいというのは珍しいのでそれではといそいそと準備。

どうせ誰にも会わないし!というわけで思いっきり化粧に気合を入れてみました(笑
どうもこう、お化粧して人に会うっていつもと違う感じで気恥ずかしいのですよね、逆にしていないと会えないという難しいところではあるのですが…

行き先は夕張方面ということでのんびりと走ります。
もともと自分が運転をしていないと酔いやすい父でもあるのですごくのんびり、50km平均くらいで走っていました。
後ろから来た車には左によって抜いてもらって。
普段は抜く側なのでたまにはいいなぁって思いながら(?)のんびりのんびり。

景色は松の緑に紅葉や漆の赤、広葉樹の黄色が映えてすごい綺麗でした。
もしかたらまだ少し早かったのかもしれませんが、十分に景色を堪能することができました。
大きな山とか有名な場所というわけじゃないけれど、近くでこういう綺麗な景色を見られるというのは貴重なことだなぁなんて柄にも無く思ってしまったり。

夕張自体に用事があるわけではないのでそのままぐるっとまわって父秘蔵の(笑)道を通って、母が買いたいらしい野菜を買いに長沼へ…いったつもりが道を間違っていたらしくて!
のんびりと長沼へ向かうことに。
途中前にヤスとりんたんときたアイスクレープ屋さんへよって私と母だけミニソフトクリームとクレープをぺろりと食べて。

そこからは道がああでもないこうでもないと言いながら父と母の言葉に従って道の駅を目指して運転。
『え、こんな田舎道で道の駅なんてあるの!!!???』
と私と母は半信半疑。
『絶対違うよー』
とまで言っていたのですが、どうやら父の指示で走った道は国道に通じる道のようで。
いつもの見慣れた景色にいきなりぶつかって
『あれ、ここに出るの!?』
と母と目をまわしてました。
父の記憶というか長い間培ってきた情報ってやっぱりすごい物ですね。

道の駅で母が野菜やお見舞いの梨を買っていたので荷物持ちのお手伝い。
雨がけっこう降っていて濡れながら買い物というちょっとつらい状況。
思い出すと混んでいました。
みんな雨が降ると近場でドライブや買い物に出かけるのかな?

そのまま帰宅することになりましたが時間も早い!というわけで。
母と温泉にいくことになりました。+*ヾ(*´▽`)ノ*+。
父は帰り道でもともと具合が悪くなっていたらしくて吐いてしまって。
そのせいかぐったり気味だったのでもちろん『行っておいで』というお言葉。
体力も落ちてきている父で、ドライブで座っているだけも身体にこたえるみたいです。
今回のことを気にして出無精に磨きがかかるんじゃないかと心配してもいるんですが…

何年か後にはきっと寝たきりになってしまうと思うんですよね。
だから動けるうちにいろいろ連れて行ってあげたいなとは思うんですが。
本人が出かけるのを嫌がってしまうのでそれも中々叶わず。
泊りがけののんびり旅行に、いけるうちにいってきたいなって思っています。

でもとりあえずは温泉ですね。+*ヾ(*´▽`)ノ*+。
現金なものですがっ。
久しぶりの温泉なのでかなり浮いた気分で出発です。
行き先は美唄のゆーりん館。
ここ2年ほどで新しくできた温泉なのですが、まだ行ったことがなくて。
お風呂道具を詰めていざ出発です(´▽`)

続きには思いつきの短編よみもの、です。
ほんのりらぶらぶな(笑
―――――
「それは何?」

「お星様」


にっこり笑って貴方が答えた。
画用紙を大きめに星の形に切り取って。
新聞の上に広げるとパレットを部屋から持ってきた。

また何か作品を作るんだなと思った私は邪魔をしないように横にちょこんと座った。
貴方の手が器用に星を塗り上げていく。

多くの色を重ねて、でもそれは汚くなんかなくて。
たくさんの色があるのに調和していて。



「…よし、できた」


小一時間貴方は作業に没頭していて。
私はまじめな顔をして作業をしている貴方とは対照的ともいえる綺麗で可愛らしい作品を見比べて楽しんでいた。


「どう?」


貴方が裏も表も綺麗に塗った星の先を摘みながらくるくる回転させて見せてくれる。


「うん、すごく綺麗だね」


微笑んで思ったとおりの言葉を呟くと、貴方は満足げににっこり。
でも次の瞬間私は驚いてしまった。

貴方はできたてのその不思議な作品をビリビリと音をたてて破き始める。


「どうして破いてしまうの?
せっかく作ったのにもったいないよ…」

「完成しちゃったらもう新しい意味はないから。
こうしてまた小さくするとまた新しい別の物になるんだ」


微笑んだ彼はやがて手の中に今はもう小さくなってしまった星の破片。


「新しい物…?」

「うん、見ててごらん…ほら、気味は庭へ行って?」


そういうと貴方は2階へ登っていった。
もう私からみたらゴミとしか言えなくなってしまったそれを落とさないように、大切そうにその綺麗な両手で持って。

言われた通り私は庭に出た。
もう冬になりかけたこの時間は肌寒くて、部屋着のままでは少し寒すぎて。
思わず両手を胸の前でこすり合わせた。

吐く息が白い。



ぼうっと隣の家を見ていると不意に視界が明るくなった。

見上げると貴方が2階のベランダから顔を出していて2階に設置されている庭を照らすライトが灯っていた。


「君はそこで立って見ててね」


そう言うとベランダから両手を突き出した。
貴方が光に重なってその表情は見えない。

でもその声はきっと微笑んでいる。

そうして貴方はその両手をぱっと広げた。






「…綺麗」


思わず声が出る。
数え切れないほどたくさんの綺麗な綺麗な色をしたカケラ達が光に当てられて。
輝きながら舞い降りる。
時が止まったように微動だにできなくて、ただただ舞い落ちるカケラを視界に映していた。

まるで色とりどりの星が降り注いでいるようで。
美しく輝く星のカケラたち。





「ね、また新しい物になったでしょ?」


最後のカケラが視界から消えてもまだぼうっと上を見上げている私に、降りてきた貴方が声をかける。


「うん、すごくすごく綺麗だった。
壊しているだけじゃなくて新しい物生み出していたんだね」

「そうなんだ。
わかってくれて嬉しいよ」


冷えた肩を温めるように貴方が手を添えてくれて。
見詰め合って微笑みを交わして。

ほんの一瞬でけれど余りに印象的だった彼の贈り物を、大切に胸の奥にしまいこんだ。






―――――

特にどういう設定があったわけではなくて、何となく思いつきのまま書いていました。
作って壊してでもそれは新しい物を作るためで。
そんなことが書きたかったのかな、なんて今では思っています。

ブログ開始してから初書き物です。
拙い物ですが読んでくださってありがとうございました。
(17年10月12日筆)
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